ATルーム全国展開へ
タイトルにあるように、「ATルーム全国展開へ!」これはアスレティックトレーナー(AT)小野の夢です。
ATルームとは、直訳してAT(アスレティックトレーナー)がいる部屋を指します。(そのまんま!笑)
ちなみに僕は、前職にて「仙台大学川平アスレティックトレーニングルーム(以下川平ATR:高校生対象)」に勤務してました。
AT学生当時は、「仙台大学アスレティックトレーニングルーム(以下仙台大学ATR:大学生対象)」で平日は基本毎日そこで学んできており、大学生・高校スポーツ選手達のスポーツ外傷・障害への応急処置からリコンディショニング(以前はアスレティックリハビリテーションって言われてました)、再発予防やコンディショニングに向けた傷害予防活動に従事してきています。
学生スポーツはケガの発生が多く、頭から足の先まで様々なケガが発生します。
脳震盪、顔面骨骨折、頚部捻挫、バーナー症候群、鎖骨骨折、肩関節脱臼、投球肩・肘障害、肘関節脱臼、前腕骨骨折、手指捻挫・骨折、手根骨骨折、胸部・背部打撲/肉離れ、骨盤骨裂離骨折、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、筋筋膜性腰痛、鼠径部痛症候群(グローインペイン)、恥骨疲労骨折、大腿部打撲/肉離れ、膝捻挫(ACL・PCL・MCL・LCL・MM・LM損傷/手術)、下腿骨疲労骨折、下腿部打撲/肉離れ、足関節捻挫、中足骨疲労骨折、足趾骨折、その他筋腱炎(ジャンパー膝、ランナー膝、アキレス腱炎、足底腱膜炎など)、神経障害(絞扼性神経障害など)、筋痙攣、熱中症、出血、運動誘発性喘息発作、てんかん発作、意識障害、などなど、言葉として羅列すると、ケガや内科的疾患含め、多数の事例が発生し、応急処置から競技復帰に向けたリコンディショニングなど、すべて1人で対応するわけではないですが、様々な経験をさせて頂きました。
また、見学だけではありますが、研修としてハワイ大学のATルーム(主にアメリカンフットボール選手利用)や、マッキンリー高校ATルーム(在校生全体利用可能)からの影響も多大に受けています。
僕は仙台大学出身で、学生および職員として、それぞれハワイ研修というものに参加させて頂き、現地で本場のAT活動を目の当たりにして、大変感銘を受けたのを覚えています。
・・・・す、すげぇ。。。。。
この一言に尽きます。
AT云々の前に、スポーツの環境という面における日本とアメリカの違いを知りました。
AT、つまりアスレティックトレーナーはアメリカ発祥(のはず)です。
特に、米国3大スポーツの一つであるアメリカンフットボールは、それはまぁケガをしやすい競技でして、スポーツ外傷が現場で多発します。体格の優れた者同士が対峙して、防具はあるにせよ、全力でぶつかり合うシーンがあったり、全力疾走中の選手へタックル仕掛けたりと、とてつもなくクレイジーな競技でもあります!笑
なので、時として命の危険やその後の生活に支障をきたす脊髄損傷というケースも発生するため、スポーツ現場における応急処置や、医療機関への搬送までのファーストレスポンダーが必要なのです。
そうした背景からATという仕事は発生していきたのだと思います。
また、激しいコンタクト及びタックル、急激な方向転換、ランニングジャンプキャッチからの着地足などの捻挫や、膝のケガはつきもので、そうした時の関節固定テーピングの需要が高い競技でもあり、そこを担当することもATの分野と言えます。
スポーツの規模がとてつもなく、プロだけでなく、大学スポーツですら経済効果が半端無いので、監督コーチへの報酬も高い上に、サポートスタッフへの人件費にあてる財源も、日本とは比になりません。
そんな違いがある中で、米国AT資格(BOC -ATC)保有者が日本に帰国して、国内にアスレティックトレーナーを普及させようと発足しているのが、日本のAT(以下JSPO−AT)です。
アメリカでは傷害発生時の対応役として発展したAT。
一方、日本では東京オリンピックが1964年開催され、当時すでに国内にもトレーナーという存在はいました。
国内でのトレーナーというのは、その多くは陸上競技などで選手に対する「マッサージ」を行う人というイメージが強く、慢性障害や疲労対策としての要因というイメージでしょうか。
それから、なんやかんやで1994(平成6)年にアスレティックトレーナー(JSPO−AT)の養成開始したようです。(JSPO−ATのプチ雑学)
現在2024年、JSPO−AT養成から30年。
30年経過した今、ATという言葉を聞いて、アスレティックトレーナーすぐわかる人はどれくらいいますかね?
僕がAT学生だったのは2005〜2008年で、卒業から16年。
若き頃の僕は、もっと世にATを知るものが多く、国内需要も高まっていると予想していたのですが、実際にはそんなことはまだありませんね。
まだまだ知られていない段階とさえ思っています。
BOC -ATCが活躍するアメリカでは、スポーツは大きな経済を作り、そしてその経済圏の中で必要枠の立ち位置を確立していると思います。その上、スポーツ現場に限らず、学校や企業の職場、病院・クリニックでの求人も数多く存在するので、様々なライフ設計をしやすい環境といえます。
一方で、JSPO−ATはどうかというと、スポーツの経済規模からして、その活躍の場はアメリカと比較してかなり絞られてきます。(ないわけではありません)その上、契約制がほとんどなので、なかなか自身の生涯設計を立てにくい職業とも思います。
僕はATとして、このままなのは気に食わないので、自分にできる活動だけでもと思って動いています。
その一つが、「ATルーム」普及です。
ATルームを普及するには当然ATが必要です。「AT」ルームなんだから。
また、ATがいればいいってもんじゃなくって、ATが主体的に活動できるのが条件ですね。
接骨院であれば柔道整復師が、鍼灸院では鍼灸師が、整形外科では医師が院長先生であるように、ATルームのトップはATである必要があります。ATルームなんだから。
僕は学校単位のATルームを体験してきました。
そして、学校へのATルームこそ、真に普及したいATルームです。
一方で、その実現には数多くの障壁があると考えます。(今回はその詳細は控えさせて頂きます)
その前段階として、僕は一般社会における「ATルーム」の普及を考えました。
ないならば作ればいいじゃん!という安易な発想で作ってしまったのが、僕のいる
ATルーム O's ほおぷ です。
普及するには1個では全くもって足りません!笑
ですが、自分も作りたい!っていう人が現れたら話は別ですよね。
僕には資金力も、人との繋がりも、統率力も、何にもないので、全国普及に向けて、O's ほおぷ のチェーン展開は非実現的です。
しかし、考え方、思想として似ている、または、コンセプトの共有などは、人と人の想いという部分では実現可能じゃないかな?っと考えました。
そんなことを考えながら、未来の仲間?同士?ライバル?として、業界の若手を増やすお手伝いをしようと考えたのです。
そこで2020年より登場したのが「予防の専門家 アスレティックトレーナーのO」です。
ちなみに彼は、小野勇太ではなく、アスレティックトレーナーOという僕のそっくりさんです。似てますねぇ〜。仕草、声、表情、ありとあらゆるところが似ていますが、僕ではないですのでお気をつけ下さい。(※この辺りをご理解いただける方とはうまくやっていける気がします!笑)
O's ほおぷ 学生教育担当は彼が行なっていますので、JSPO-AT資格試験に臨まれる方、学習面でのご質問はご気軽にどうぞ!勉強の質問などは彼へご気軽にどうぞ!
連絡先とホームページリンク貼っておきます。
アスレティックトレーナーOの連絡先🔽
ato.shibata@gmail.com
https://hope-ato.amebaownd.com
先日、AT学生の方から嬉しい言葉をいただきました。
「自分のATルームをもちたい」っと!(下記のブログより引用)
https://ameblo.jp/nisidasyoya/entry-12864146594.html
未来どうなっているかはまだわかりませんが、やってみたいと考える若手が出てくることは、僕の夢達成への希望です。
もちろん若手だけでなく、既に活躍されているJSPO−ATの方々が作るATルームがあって当然言い訳で、僕達「ATが、自分の職業に誇りを持って活動すること」が一番のAT及びATルーム普及になるんじゃないかって思うんです。
いやいやもっとこうするといいよ!などのご意見ある方は、是非コメントください!
僕には考える頭が足りなすぎるので、ご意見ある方々の意見を参考に前に前に進んでいきたいです。
僕の夢が実現するのかどうかは、この先の未来へ進めば答え合わせが可能です。
未来の話に、今答えはないんです。
あくまでも予想でしかない。
その予想が外れることだって十分にあり得る。
それでも、僕は自分で考えた自分の予想の結果が知りたい。
この予想は過去にはなくって未来にしかないから、答え合わせは、もしかすると生きているうちにできないのかもしれない。
それならば、可能な限り長生きして、その未来を確認するまでは、○にたくないなぁ〜なんて思っています。
生きているうちに、その未来をこの目で確認できたら、本望ですね。
果たしてどうなることやら・・・。
最後までお読みいただきありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
アスレティックトレーナー(AT)小野勇太
僕は小野さんという存在がいるだけ励まされます。アスレティックトレーナーを目指してよかったなとアスレティックトレーナーにこんなにも熱意をもって行動している先生がいると未来に希望をもてるからです!ブログのご紹介ありがとうございます!小野先生の夢の達成への希望と言って頂けてうれしく思います!小野さんの気持ちを裏切らないようにアスレティックトレーナーになります!絶対ATルームの普及に尽力いたします!
コメントありがとうございます!
ATルームの普及=AT普及と僕は思っています。
いろんなATがいて良いと思いますが、ATの根幹としては「予防」の視点が強いと考えており、そういった意味で、予防の専門家ATのいるATルームが全国へ普及することができたらどれだけ良いことだろうかと思っています。
お互い頑張りましょう!